Vision

About

現場でクリエイティブを起こそう

「cantiere」とはイタリア語で「現場」という意味。
イタリアの教会で絵の修復の仕事をしていたときによく使っていた言葉です。

私にとって、現場で起こっていることやそこから生まれる対話が、とても大切です。
現場とは、単なる作業場だったり工房だったりではなく、オフィスや取材先などを含めたいろんな現場(場所)。
そこでの出会いと、交わされる言葉にたくさんのアイデアやヒントが詰まっている。
現場から起こる躍動感から、創造的な発想を生み出すこと。
固定概念の枠を外し、自分と向き合い、自由な発想でビジネスにつなげていきたいと考えています。

離れていても近くても、ちょうどよい距離を

離島にいたころ、いろんな方と電話やメール、ファックスや郵便などそれぞれがやりやすい手法でコミュニケーションを取り、仕事をしてきました。できるだけ対面でお話するのがベストですが、オンラインで対応することもしばしば。
デザイナーや建築家、アーティスト、イラストレーター、陶芸家、印刷業者、翻訳家、料理家、農家、さまざまな業種の方々と、離れていても相手の呼吸やタイミング、状況を読み取るよう心がけ、互いの体温を感じられる対話に喜びを感じ、大切にしています。

直接会うことが一番とはいえ、いろんな手法で全国・世界とつながれることはとてもうれしいことです。

多彩な分野のチームをつくる

仕事をしているとき、ほとんど一人で動くことはありません。
いろんな状況に応じてその分野のプロにお声掛けし、チームをつくっています。

クライアントの皆様にもチームになっていただいたり、そのときの最も適切なメンバーで意見交換しながら、目標を一緒に目指せるように努めています。

作品(もの)にある強度

食や暮らしを中心にした事業において、器の作り手や作家と一緒に創り、お客様が喜ばれる価値を届けています。

いわゆるギャラリーの運営とは異なるやり方をしていますが、暮らしの中でアートを楽しんでいただきたい。そして、日本の器文化は芸術的な観点が大きいと感じて、器やアートを取り扱っています。

素晴らしい作品は強度があります。それは面白さや技法の高さに限らず、美しい構成やプロポーションを備え、完成度が高められたものだと思っています。

ブランドづくりや商品開発のなかでも、共通点を感じています。これは興味深いな、メッセージや商品に強さがありバランスの良い構成だな、と感じるときは世に出たときもとても良い反響があります。

Profile

青柳舞

Mai Aoyagi

福岡生まれ。大学院卒業後、イタリア・ローマにて2年間絵画修復を学ぶ。

イタリア留学後は、香川県直島の福武財団において、地域に根ざした美術館設立や芸術祭実行メンバーとして様々な業務に携わってきたほか、福岡の老舗調味料メーカーにて、ブランドショップの広告に携わるほか、食と暮らしが楽しくなる商品の提案や、イベント企画、飲食店の立ち上げや器のコーディネートなどを担当。

2021年4月より個人事業主として開業。企業のDX化を目的としたコンサルティング業務のサポートほか、ブランディングおよびコンセプト開発などを担当。また、食品ブランドの新業態開発サポート、商品企画のコンサルティングに携わるほか、生活工芸を中心とした自身の店舗を立ち上げ、作家と協働でライフスタイル提案を行う。